概要
グローバル出荷指数とは、製造業のグローバル展開を踏まえ、日系製造業の動向を内外一元的に捉えようとした指標です。日系製造業の動向を事業所ベースで捉えることとし、「鉱工業出荷内訳表・総供給表」と「海外現地法人四半期調査」の組合せにより、経済解析室で試算している指標です。
2021年のグローバル出荷について、以下の点を確認することができました。
- 2021年のグローバル出荷指数は、前年比6.4%と3年ぶりの上昇。
- 国内出荷は前年比4.8%と3年ぶりの上昇、海外出荷は同9.6%と3年ぶりの上昇。
- 業種別のグローバル出荷では、汎用・生産用・業務用機械工業の前年比は17.6%と3年ぶりの上昇となったほか、化学工業、電気機械工業、輸送機械工業、それ以外の業種計も上昇。
- 2021年のグローバル出荷指数全体の上昇に対し、輸出向け出荷と海外現地法人の出荷の加重平均合計である「海外ビジネス」、国内拠点からの国内向け出荷である「国内ビジネス」とも上昇寄与となったが、海外ビジネスの上昇寄与の方が大きい。
- 地域別海外出荷では、ASEAN4 、中国(含香港) 、それ以外の地域、北米の前年比は上昇。
- グローバル化比率では、出荷海外比率は前年より上昇、海外市場比率は前年より上昇、逆輸入比は前年より低下。
詳細な内容につきましては上記スライドショーを御覧いただくか、 こちらのダウンロード用ファイル(PDF版) を御覧ください。
時系列データファイル(Excel版)もございますので、御利用ください。
また、 経済解析室ニュース に、 概説 をアップしていますので、そちらもお目通しください。
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