DICは、今後10年間でのポートフォリオ転換を見据えて合成樹脂事業の戦略を大きく転換する。2021年度に用途別の製品分類を導入して事業戦略を練り直し、自動車塗料用などの「インダストリアル分野」と電材・光学用途の「デジタル分野」を2大注力分野に設定した。インダストリアルでは経営機能の一部を中国に移管するなど海外志向が鮮明で、中・印両国を中心にM&A(合併・買収)を現地視点で行う体制とした。一方のデジタルは、今後の設備投資を含めて国内でのリソース活用を志向。半導体材料など高付加価値分野への集中を進めていく。続きは本紙で
19年に買収した印アイディール・ケミ・プラストの樹脂工場。欧州系大手とローカル塗料メーカーに強い販売網を持ち、M&A成功のマイルストーンとなった
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