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Tuesday, May 4, 2021

東京五輪へ札幌でハーフマラソン大会 女子は一山選手が優勝|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

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東京オリンピックのマラソンのテスト大会となるハーフマラソンが5日、札幌市で行われ、女子では代表に内定している一山麻緒選手が自己ベストとなる1時間8分28秒のタイムで優勝しました。

テスト大会は本番と同じコースで行われ、マラソンの代表に内定している男女6人の選手のうち男子の服部勇馬選手、女子の前田穂南選手、鈴木亜由子選手、一山選手の4人が出場しました。
大会は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、沿道での観戦を控えるようレース前から主要駅や沿道で呼びかけが行われるなどの対策がとられ、本番を想定した感染予防策や警備など運営面の確認が行われました。
女子のレースは代表に内定している一山選手と鈴木選手、補欠となっている松田瑞生選手の3人がスタート直後からトップを併走し、終盤に鈴木選手が遅れる中、一山選手が松田選手を突き放して自己ベストとなる1時間8分28秒のタイムで優勝しました。
2位は松田選手でこちらも1時間8分32秒の自己ベストの走りでした。
鈴木選手が1時間8分53秒で3位、前田選手は1時間10分50秒で5位でした。
一方、男子の服部選手は順位やタイムよりもコースを確認することを重視して大会に臨み、自ら設定したペースより速いペースの1時間2分59秒でフィニッシュし24位でした。
男子の優勝はケニアのヒラリー・キプコエチ選手でタイムは1時間46秒でした。

【一山選手“走りやすかった”】
女子で自己ベストをマークし優勝した一山麻緒選手は「ほっとしています。苦しい場面もありましたが、風も押してくれましたし、走りやすかったです」とオリンピック本番のコースを走ったレースを振り返りました。
その上で開幕まで79日となった東京オリンピックに向けては「まだ万全な状態まで持ってこれていないので、残り3ヶ月で状態を少しずつ上げていって本番ではみなさんの前で私らしい元気な走りをしたいです」と意気込んでいました。

【鈴木選手“現状の力確認できた”】
けがからの復帰レースを3位で終えた鈴木亜由子選手は「オリンピックの実際のコースを走ってみて、細かなアップダウンや現状の力を確認できた」と冷静に振り返りました。
その上で3か月後に迫った本番のレースに向けて「しっかりとスピードと持久力を養えるように今できることに集中して、いい状態でスタートラインに立てるよう頑張りたい」と意気込んでいました。

【前田選手“ポイントつかみながら走った”】
前田穂南選手は「思った以上に曲がり角が多く、位置どりなどのポイントをつかみながら走りました。オリンピックでも重要になってくると思うので、いいレースになったと思います」と振り返りました。
その上でオリンピックに向けては「きょうのレースでイメージを作り、あと残り3ヶ月で強化していきたい」と話していました。

【服部選手“よいレース運びに”】
男子で代表に内定している3人の選手のうち唯一、テスト大会を走った服部勇馬選手は「風が強かったが、しっかりペースを維持することができた。レースの流れに乗りながら、よいレース運びができたと思う」と本番のコースを走ったレースを振り返りました。
その上で「レースという形で走ることができ本当に自信になった。本番に向けてしっかり準備していきたい」と3か月後の本番に向け意気込んでいました。

【橋本組織委会長“安全安心を立証”】
テスト大会の視察に訪れた東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長は「大会がより安全、安心だということを立証してもらった。札幌市や北海道の皆様には非常にご迷惑をおかけしたが、今回の開催が非常に意義があったと言ってもらえるような大会になったと思う」と評価しました。
その上で「オリンピックの機運を高めるためには新型コロナウイルスの対策をしっかりやらないと安心感を得られない。国や北海道、札幌市などの関係者とコロナの感染を抑え込んで、安心と安全を実感してもらったなかで8月の本番を迎えたい」と話していました。

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