NBAラプターズの渡辺雄太(26)が3日、準本拠地としているフロリダ州タンパで行われたピストンズに先発。グリズリーズ時代を含めてNBA通算55試合目での初先発となったが、11分の出場で4リバウンドを記録したものの、放った3本のシュートはすべて失敗して今季10回目の無得点(今季出場は22試合)に終わった。試合は105―129(前半60―69)で敗れて17勝18敗。東地区全体最下位のピストンズは連敗を3で阻止して10勝25敗となった。
ラプターズではニック・ナース監督(53)を含む6人のコーチ陣が新型コロナウイルスの感染防止規定(プロトコル)の対象となって2月26日のロケッツ戦から戦列を離脱。2月28日のブルズ戦は延期となり、この日のピストンズ戦も2日から3日に予定を変更しての日程消化となった。
主力フォワードのパスカル・シアカム(26)とOG・アヌノビー(23)に加え、2月2日のマジック戦でチーム史上最多となる54得点を挙げたフレッド・バンブリート(27)や渡辺とローテーション枠を争っているパトリック・マコー(25)と新人ガードのマラカイ・フリン(22)もプロトロルの対象者。スペイン代表監督の経験があるイタリア出身のセルジオ・スカリオーロAC(59)が指揮を執っているが、ここ7戦で6敗を喫していた不振のピストンズに足元をすくわれた。
渡辺は第1Qの6分20秒、アロン・ベインズ(34)が外したシュートをゴール下で左手を伸ばしてはじき、同じくベンチから先発に回ったガードのテレンス・デービス(23)にパス。これでオフェンス・リバウンドを1つマークした。
前半ではシュート機会がなく無得点。後半に入るとオフェンスに加わるようになり、第3Q1分10秒には自陣でリバウンドをキープしたあと1人でフロントコートにボールを持ち込み、そのままランニング・ステップから利き手ではない右手でレイアップを試みたがシュートは入らなかった。このあと左右両コーナーから3点シュートを放ったがタッチはいまひとつでともに失敗。第4Qで出番はなく出場時間帯のチームスコアは「マイナス6」だった。
ピストンズはウェイン・エリントン(33)がすべてのフィールドゴール(FG)を3点シュートで記録し、11本中8本を沈めてチーム最多の25得点をマーク。バンブリート不在となったラプターズの3点シュートは36本中12本の成功にとどまり、ペイント内でのスコアも36―56と下回って効率の良いオフェンスを遂行することができなかった。
ラプターズの24点差敗戦は今季ワースト。4日には球宴前最後の試合としてセルティクスと顔を合わせることになっている。
<渡辺の全オフェンス>
▼第1Q(出場7分10秒=無得点、シュート機会なし)
▼第2Q(出場機会なし)
▼第3Q(出場3分27秒=無得点)
(1)1分10秒・ディフェンス・リバウンドから1人でボールを持ち込んで右手でレイアップ=×
(2)2分17秒・右コーナーから3点シュート=×
(3)2分54秒・左コーナーからステップバックで3Pもエアボール=×
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