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Wednesday, December 13, 2023

ニデックが産業用ロボット向け減速機で攻勢、中・大型製品を年産60万台 - ITpro

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 ニデックが産業用ロボット向け減速機で攻勢に出る。これまで、同社のロボット向け減速機は、支える負荷が小さな小型製品が中心だった。今回、高負荷に対応できる大型製品をラインアップに加える。これにより、「産業用ロボットの全ての関節に使われる減速機のラインアップをそろえた」(同社)。

大型の内接式遊星歯車減速機「KINEX(キネックス)」

大型の内接式遊星歯車減速機「KINEX(キネックス)」

写真は直径約250mm、質量約21kg、定格トルク1177Nmの中空軸モデル。(写真:日経クロステック)

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 発売したのは、子会社のニデックドライブテクノロジー(旧・日本電産シンポ、京都府向日市)が開発した大型の内接式遊星歯車減速機「KINEX(キネックス)」。同製品を、ロボット技術の展示会「2023国際ロボット展(iREX2023)」(2023年11月29日~12月2日、東京ビッグサイト)に出展した。同社の駒ケ根工場(長野県駒ケ根市)とフィリピンの工場で生産し、2026年度に年産60万台を目指す。

 産業用ロボットに使われる減速機には、大小さまざまな製品がある。一般に、ロボットの台座部分に近い「根元」の関節ほど、高負荷に耐えられる中・大型の減速機が必要になる。そうした減速機の需要は「世界で約150万台」(ニデック)あるといい、今回発売するKINEXで、その市場シェアの半分弱を狙う。類似製品を手掛ける企業には、機械メーカーのナブテスコや住友重機械工業がある。

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