東広島市にあるマイクロンテクノロジーの工場に対する工業用水の供給量がほぼ上限に達し、会社が生産能力の増強を目指す中、さらに水が必要になることが見込まれます。
これについて中国経済産業局は企業側の計画に間に合うよう水の確保を進めたいとしています。
半導体の製造にあたっては大量の水が必要で、マイクロンテクノロジーの東広島市にある工場は、市内にある三永水源地から工業用水の供給を受けています。
県水道広域連合企業団によりますと、この水源地からの工業用水の契約は、すでに1日3万2000立方メートルの上限に達していて、これ以上供給できないということです。
マイクロンテクノロジーは、東広島市にある工場で再来年以降に次世代型の半導体の生産開始を目指していて、今後、生産量が増えれば水の使用量も増える見込みです。
国内では熊本県や北海道でも半導体の工場建設が進む中、工業用水の確保に関して同様の課題や要望があるということで、経済産業省は来年度の概算要求に半導体を含む工業用水道の整備を支援する費用を盛り込んでいます。
こうした動きを受けて中国経済産業局は、マイクロンテクノロジー側の計画に間に合うよう水の確保を進めたいとしています。
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