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仙台・泉、大和の13社に影響
9日午前9時55分ごろ、仙台市泉区松森の県道泉塩釜線で「マンホールから水が噴き出している」と通行人から110番があった。水は宮城県の仙塩工業用水の水道管から漏れ、一時約10メートルの高さまで噴出した。
県水道経営課によると、水道管本管(直径60センチ)と接続する管(同7・5センチ)の部品が外れて水が漏出。漏水箇所の前後でバルブを締めるなどし、午後3時半ごろまでに復旧した。水道管はダクタイル鋳鉄製で、1990年に深さ約3メートルの地中に埋設された。
県道は片側2車線で、泉署は1車線を通行止めにして対応。近くの農園の従業員斉藤旭さん(23)は「電柱より高く水が噴き出ていて驚いた」と話した。
水道経営課は同日、県庁で記者会見を開き、水道管に垂直に取り付けていた空気弁が根元から外れたことが原因だったと明らかにした。2021年3月に点検した際に異常はなく、今後詳細を調査する。
泉区や大和町の供給先13社への給水は一時停止したが、午後8時半に再開。担当者は「現時点で供給先から影響があったとは聞いていない」という。
仙塩工業用水は宮城野区の大梶浄水場から富谷市の貯水タンクを経て、泉区の泉パークタウン工業流通団地などに送水する。4月に始まった県の「みやぎ型管理運営方式」に含まれ、他の工業用水、上下水道とともに20年間の運営権が民間に一括売却された。地下に埋設された水道管はいずれも県が所有管理している。
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