記憶に刻まれた日本Sでの“継投による完全試合”
■中日 ー ヤクルト(13日・バンテリンドーム)
今季限りでの引退を表明した中日の山井大介投手が13日、バンテリンドームでのヤクルト戦に先発。現役最後のマウンドに上がった。代名詞のゴーグル姿で、打者ひとりを空振り三振に。アウトを奪うとゴーグルを外し、堰を切ったように涙を流した。
ヤクルトの塩見に対して初球で143キロを計測。スタンドからは大きな拍手が巻き起こった。カウント2-2となり、最後は127キロで空振り三振に。内野陣がマウンドに集まり、与田監督が歩み寄って交代を告げた。ベンチに下がる際、スタンドからの拍手に顔をくしゃくしゃにしながら応えた。
神戸弘陵高、奈良産大、河合楽器を経て、2001年のドラフト6巡目で中日に入団。ルーキーイヤーから1軍で31試合に登板すると、6勝をマークした。2年目以降は度重なる怪我に苦しめられたものの、2007年にはシーズン後半に白星を積み重ねて、リーグ優勝に貢献。その年の日本シリーズ第5戦では“継投による完全試合”で53年ぶりの日本一に導いた。
プロ20年目で現役最年長投手だった今季は、ここまで1軍登板なし。ファームでは19試合に登板して7勝5敗、防御率3.94の成績を残したものの、現役のユニホームを脱ぐ決断をした。通算62勝70敗20セーブ32ホールドで、この日は336試合目の登板。黄金期を支えた43歳右腕にとっては、万感のラスト登板だった。
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