夏の甲子園初出場の新田(愛媛)が静岡(静岡)破り、初勝利を挙げた。センバツは2度出場し90年に準優勝。甲子園の勝利はそれ以来31年ぶり。

2回表、1死一、三塁から向井駿貴投手(2年)の右前適時打で1点先制。6回に2死三塁から山内欣也内野手(2年)の適時打で2点目を挙げた。

7回に同点に追いつかれたが8回1死満塁から入山雄太内野手(3年)の2点二塁打で勝ち越した。

守っては向井が好投。また、7回に同点に追いつかれた後、スーパーキャッチで逆転のピンチを救った長谷川聖天中堅手(3年)の守備も光った。

静岡は7回に同点に追いついたが相手の好守に逆転を阻まれた。開幕戦の米子東に続き史上初の大正、昭和、平成、令和の4元号勝利を目指したが19年夏に続く2度目のチャレンジも白星ならず。