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Sunday, July 18, 2021

和歌山のワザ:西原精工=紀の川市 精密治工具・産業用刃物 長持ち考え、作り込む /和歌山 - 毎日新聞

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 製作を依頼してくるファクスの端に、送信履歴がいくつも印字されている。「よそで断られたのか……」。図面を見て、確信する。「やれやれ」とは思っても内心、悪い気はしない。

 精密部品を加工するための治具や工具、産業用の刃物などを製作している西原精工(紀の川市)は今年で創業100年を迎える。西原明秀社長(44)は「規模の拡大を追わず、単品の受注を続け、目の前の1個1個の製品にこだわって作ってきました」と控えめだ。2年前に父政秀会長(72)の後を継いで4代目になったが、機器類を操作するオペレーターとして現場には今も頻繁に立っている。

 治具とは、加工物の位置を決めてしっかりと固定する道具。バイスやクランプなどが代表的だ。作業効率や製品の完成度を大きく左右し、モノ作りに欠かせない。

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