OKIネクステック(埼玉県所沢市)は「Intel Atom x6000Eプロセッサー・シリーズ」〔米Intel(インテル)〕を搭載したカスタムボードの開発サービス「フルカスタムCPUボード開発サービス」を2021年5月6日から開始する。主に工場自動化(FA)機器やロボットなど、産業機器の制御装置の開発を対象とする。Windowsのアプリケーションを動かしつつ、制御のリアルタイム性や安全性を確保したいといった用途を想定している。
顧客企業での先行評価向けにグラフィックス・コントローラー、ディスプレー・ポート、USBポート、LANインターフェース、ハードディスク用インターフェース、microSDカードスロット、拡張バススロットなどを備えた評価ボードを開発した(図)。無償で顧客企業に貸し出し、所定の処理スピードや応答性が得られるか、使用時の環境として想定される温度変化で不具合が生じないか、などを検証してもらうとともに、カスタムボードの仕様を固めていく。
評価ボードに装備したLAN機能は最大2.5Gbpsと速く、リアルタイム性を確保できるTSN(Time Sensitive Networking)に対応した。プロセッサーは通常よりも利用可能な温度範囲が広い「x6212RE」(1.2GHz)、「x6414RE」(1.5GHz)、「x6425RE」(1.9GHz)、または機能安全分析(FUSA)に対応した「x6427FE」(1.9GHz)、「x6200FE」(1.0GHz)を利用可能だ。
OKIネクステックは2021月4月に沖電気コミュニケーションシステムズと長野沖電気の統合により発足し、このカスタムボード開発サービスが最初の新製品・サービスになる。サービス提供と、開発した基板の製造などを合わせて年間10億円の売り上げを目標としている。
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