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Friday, March 19, 2021

【球界ここだけの話(2270)】アーチ量産の阪神D1位・佐藤輝明にも新人“らしい”一面 チームはかつてない勢い - サンケイスポーツ

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17日の西武戦前、フェンス際で守備練習に臨む佐藤輝明

17日の西武戦前、フェンス際で守備練習に臨む佐藤輝明【拡大】

 怪物ルーキーの快進撃が止まらない。阪神のドラフト1位・佐藤輝明内野手(22)=近大=が、ドラフト制(1966年)以降のオープン戦新人最多記録を49年ぶりに更新する6本塁打をマーク。開幕前に早速、歴史に名を刻んだ。

 「オープン戦なので、関係ないと思います。一喜一憂せずに、次にやるべきことをしっかり準備したい」

 記録更新にも淡々と語る口調からは、大物感がにじみ出ている。オープン戦の初戦となった5日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)で、虎の新人では八木裕(現サンケイスポーツ専属評論家)以来34年ぶりとなる初打席初ホームランを放つと、そこからアーチを量産。17日の西武戦(メットライフ)で佐々木恭介(近鉄)と並んでいた記録を塗り替えた。

 ルーキーの枠では語り切れないその活躍にはただ驚くばかり。ただ、しっかり新人“らしい”一面も見せている。16日のヤクルト戦(神宮)。右翼の守備に就いたドラ1は、風に流された打球の判断を誤り、平凡な飛球を“バンザイ”(結果は適時三塁打)。翌17日の試合前に筒井外野守備走塁兼分析担当コーチ指導のもと、特守を行った。

 「フェンスの形状にもよるけど、(基本は)フェンスに沿いながらな」

 「きのうのバンザイは、そうやったら捕れたんや」

 筒井コーチの熱いゲキに、佐藤輝も真剣なまなざしで白球を追う。22歳の若虎は日々勉強し、進化を続けている最中。他のルーキーと同じように汗を流す姿があった。

 とてつもない速度で球界のスター街道を駆け上がる佐藤輝。阪神が今後、注目を集めるにはどうしたらいいかと問われた近本が「佐藤輝明にしっかり打ってもらうことですね」と笑えば、佐藤輝の前を打つサンズも「ああいった好打者が自分の後ろにいるのは心強いね」とうなずいた。ついには矢野監督も「ルーキーが頑張っているんだから、負けてられへんというのはあると思う」とその実力を認めた。

 開幕まで残りわずか。佐藤輝の存在が虎にかつてない勢いをもたらしている。「しっかりチームが勝つために、シーズンに入っても打ちたいと思います」。虎にやってきた金の卵は、これからどんな伝説を残していくのか-。開幕の瞬間が待ち遠しい。(原田遼太郎)

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