Pages

Sunday, February 2, 2020

同業ディーラーを子会社化 、M&Aでシナジー狙う - ペイント&コーティングジャーナル CoatingMedia Online

アック(愛知)

塗料販売店同士によるM&Aの動きが目立ってきた。経営者の高齢化と後継者問題が顕在化する販売店が増えている一方で、事業拡大を目指して多店舗化を推し進める販売店も目立ってきた。商圏が近接した同業連携では、顧客との関係を保持しつつ、物流機動力の向上が図れるなどシナジーが期待できる。

塗料販売店のアック(本社・愛知県名古屋市、代表取締役・社本吉正氏)は2019年8月に久米商会(本社・愛知県名古屋市)の株式を100%取得し、連結子会社化した。

拠点拡大を進めるアックと後継者不在により事業承継を模索していた久米商会の思惑が一致した。同業のM&Aによるシナジーを追求していく。

国内の塗料市場が頭打ちとなっている中で、塗料販売店では後継者・人手不足といった問題から事業承継が困難になっているケースが顕在化している。そのような中、両社は同じ工業用をメインとした販売業、そして同じ名古屋市に拠点を構えるという共通項を持った同業連携で成長の活路を見出す。

アックは工業用塗料、重防食塗料、建築塗料及び副資材の販売事業とともに、塗料の加工(調色・混合)事業も行っている中で、成長力の強化の要として拠点化を推進している。

M&Aにも積極的な姿勢を見せている他、昨年は新たな調色工場となるカラーサービス工場(名古屋工場)を新設した。

営業所は愛知県だけで5拠点あるものの、「名古屋市の東部地区は比較的弱い」(社本社長)ため、同地区の久米商会をグループ化したことのメリットは大きいとの見方。

一方、久米商会としては後継者がおらず事業継続において将来的な不安を抱えていた状況。同じ工業系ディーラーで同じ名古屋地区のアックグループになったことで、「従業員、仕入先、顧客もそのままやってもらいたい」(久米治喜前社長・現顧問)との思いが可能となったことで理想的な事業承継が実現した。

更に両社の共通項として調色工場を有している点も大きなシナジー効果を期待している。

アックの工場ではソリッドカラーの常乾タイプの調色を行っている一方で、久米商会は焼付タイプのメタリックカラーを調色しており、領域は異なっている。将来的にアックの工場でもメタリックカラーの対応も見据えており、調色ノウハウでもシナジー効果を期待している。

アックは今後も同業のM&Aを積極的に推進する方針で、事業拡大による更なる成長を目指している。

Let's block ads! (Why?)



"工業用" - Google ニュース
January 31, 2020 at 11:03AM
https://ift.tt/2GM3JNl

同業ディーラーを子会社化 、M&Aでシナジー狙う - ペイント&コーティングジャーナル CoatingMedia Online
"工業用" - Google ニュース
https://ift.tt/2Pgh7xc
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update

No comments:

Post a Comment