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Tuesday, August 27, 2019

米国株反落、米中の発言交錯-金6年ぶり高値 - ブルームバーグ

米国株反落、米中の発言交錯-金6年ぶり高値 - ブルームバーグ

A trader works on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, Jan. 29, 2018. All major U.S. stock indexes declined and Treasuries extended a selloff that's taken yields to the highest since early 2014 as traders gear up for a hectic week of data and policy announcements.

Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

27日の米国株式相場は反落。米中の通商協議に関して両国から相反するような情報が発信されるのを投資家が消化しようとする中、もみ合う場面が目立った。米国債は上昇した。

  • 米国株は反落-銀行株など安い
  • 米国債は上昇-10年債利回り1.47%
  • NY原油は反発-在庫減少見通しで
  • NY金先物は反発-約6年ぶり高値

  S&P500種株価指数は前日比0.3%安の2869.16。ダウ工業株30種平均は120.93ドル(0.5%)安の25777.90ドル。ナスダック総合指数は0.3%下げた。米国債市場では10年債利回りが午後4時59分現在、6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し、1.47%。

  中国側から通商協議再開を求める電話があったというトランプ米大統領の26日の説明に、中国の当局者が疑問を呈した。10年債利回りが1.5%を割り込んだことを背景に、銀行株の下げが目立った。たばこメーカーのフィリップ・モリス・インターナショナルも下落。アルトリア・グループと合併協議を行っていることを明らかにした。

  CIBCプライベート・ウェルス・マネジメントのデービッド・ドナベディアン最高投資責任者(CIO)は、「先週の金曜以来、貿易問題はかなり混乱している」と指摘。「貿易戦争は好転する前に、一段の悪化が避けられず、威嚇行為が激しくなるというのが年央の基本的な予想だった。まだ、その途中段階だ。トランプ大統領の最近の発言が、問題解決に向けた確実あるいは一貫性のある道のりの始まりだったとは思えない」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米石油協会(API)が発表する原油と石油製品の在庫が減少するとの見通しを背景に買いが入った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は、1.29ドル(2.4%)高の1バレル=54.93ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント10月限は81セント高の59.51ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発し、約6年ぶりの高値で引けた。トランプ大統領は先進7カ国首脳会議(G7サミット)後の記者会見で中国に対してやや融和的な態度を示したが、中国に通商合意を強いる強引な戦術を改めるつもりがないことも明言。投資家の懸念は払拭(ふっしょく)されず、逃避先としての金の魅力が高まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.9%高の1オンス=1551.80ドルで終了。中心限月の終値としては2013年4月以来の高値となった。

原題:U.S. Stocks Close Lower as Treasuries Rise: Markets Wrap(抜粋)
Oil Gains Amid Expectations of Bullish Inventory Report Later(抜粋)
PRECIOUS: Gold Gains as Trade Uncertainties Fuel Haven Demand(抜粋)

(相場を最新にし、第4段落に市場関係者の見方を追加して更新します.)

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2019-08-27 20:48:00Z
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-27/PWWWVS6KLVR401

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