Pages

Wednesday, April 26, 2023

日東電工、24年3月期最高益見通し 産業用テープ堅調 - 日本経済新聞

takmaulaha.blogspot.com

日東電工は26日、2024年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比微増の1100億円になる見通しだと発表した。実現すれば、3期連続で最高益となる。産業用テープやスマートフォン向けの回路基板などが堅調に推移する。年間配当は260円と前期比で20円増やす計画だ。

日東電工は24年3月期の連結純利益が過去最高になる見通し

直近の市場予想平均(QUICKコンセンサス)の純利益964億円を上回る見通し。売上高にあたる売上収益は微増の9350億円、営業利益は2%増の1500億円を見込む。スマホの内部に使用される半導体やコンデンサー向けを含む産業用テープが伸びる。スマホ向けなどの回路基板の生産能力を増強する。

自動車のカーナビやメーターに使用されるディスプレーや仮想現実(VR)機器向けの光学フィルムの販売拡大も見込む。核酸医薬の受託製造事業も拡大する。

高崎秀雄社長はオンラインで開いた決算会見で、「ESG投資の加速で、環境に配慮した製品への置き換え需要が高まっている」と指摘した。従来の両面テープよりも利用時の廃棄を減らせる糸状のテープなどを開発中で、売り先の開拓を進める。

26日発表した23年3月期の連結決算は、純利益が前の期比12%増の1091億円で最高益となった。同社として初めて1000億円を超えた。売上収益は9%増の9290億円、営業利益は11%増の1471億円だった。外国為替が円安にふれたことによる為替差益の計上に加え、スマホ向けの回路基板で採用機種が増えたことが業績を押し上げた。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( 日東電工、24年3月期最高益見通し 産業用テープ堅調 - 日本経済新聞 )
https://ift.tt/jaKShBO

No comments:

Post a Comment