日本海ガス絆ホールディングス（ＨＤ、富山市城北町、新田洋太朗社長）が１６日発表した２０２２年１２月期の連結決算は２年連続の増収だった。家庭用と工業用のガス販売量が減ったものの、原料価格の高騰による販売単価の上昇が売り上げに寄与した。一方で、減損処理などに伴う特別損失を計上し、２年ぶりの減益となった。日本海ガス単体は増収増益だった。
都市ガスの総販売量は前年比１・３％減の１億２９０５万立方メートル。このうち工業用は原材料高や納期遅延で設備の稼働が減ったことに加え、資源価格高騰による使用控えもあり１・８％減だった。家庭用は、前年より暖冬だったことや、新型コロナによる行動制限が解除され自宅で過ごす時間が短くなったことから２・９％減。商業用は経済活動の回復を受け５・３％増となった。ＬＰガスの総販売量は０・７％減の４万４１４０トンだった。
顧客戸数は、都市ガスが前年比１０６戸増の６万８９３戸で、前年を上回るのは２０００年以来２２年ぶり。ＬＰガスは５６３戸増の３万７８６０戸。合計は６６９戸増の９万８７５３戸で、３年連続の増加となった。
配当は、日本海ガスの創立８０周年を記念し、期末一括で２円増配の７円とした。
２３年１２月期は工業用を中心に販売量の増加を見込み、増収増益を予想している。
からの記事と詳細 ( 日本海ガス絆ＨＤが２年連続増収 ２２年１２月期、原料高で単価 ... - 北日本新聞社 webun )
https://ift.tt/itkwpr6
No comments:
Post a Comment