産業用ロボット大手の安川電機が発表したことし２月までの１年間の決算は、半導体やＥＶ＝電気自動車関連の設備投資が世界的に加速したことなどから売り上げは過去最高となりました。
北九州市に本社がある安川電機が発表したことし２月期の決算によりますと、売り上げは４７９０億円余りと前の年より２２.９％増えて過去最高となり、本業のもうけを示す営業利益は５２８億円余りと前の年より９４.５％増えました。
増収は３期ぶり、増益は２期連続です。
安川電機では、世界的にコロナ禍からの経済の正常化が進み、半導体やＥＶ関連の設備投資が加速したことなどが主な要因だとしています。
また、来年２月までの１年間の業績の見通しは、新型コロナの感染状況やウクライナ情勢など先行きに不透明感はあるものの、世界的に需要環境は高い水準で継続するとして、売り上げが５２５０億円、営業利益は７２０億円と、いずれも今期を上回ると予想しています。
安川電機の小笠原浩社長は「コロナ禍からの正常化がグローバルに進み、沈んでいた投資意欲が上がってきていることが大きい。今後は需要があるところの増産を先を見ながら進めていく」と話していました。
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