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Thursday, March 3, 2022

デンソーウェーブ、新たな産業用ロボを公開 人協働でも高速維持 - ITpro

takmaulaha.blogspot.com

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 デンソーウェーブ(愛知県阿久比町)は2022年3月1日、協働ロボットの新製品「COBOTTA PRO」の実機を初公開した。同社のプライベート展示会での展示に先立って報道陣に公開したもので、人と協働で部品を分解する様子や小売店を模した商品ピッキングのデモンストレーションを披露した(図1~3)。同年4月1日に発売する。

図1 協働ロボット「COBOTTA PRO」

図1 協働ロボット「COBOTTA PRO」

写真はアーム長900mm、可搬質量6kgの「COBOTTA PRO 900」。(出所:日経クロステック)

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図2 人と協働で部品を分解するデモの様子

図2 人と協働で部品を分解するデモの様子

ロボットが部品を押さえて人がネジを外す作業。ネジを外し終えるとロボットが分解された部品を箱に収納する。(出所:日経クロステック)

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図3 商品ピッキングのデモの様子

図3 商品ピッキングのデモの様子

無人搬送車にCOBOTTA PRO 1300を搭載したデモ機。指示した商品を棚からピッキングして、写真手前の買い物かごに入れた。(出所:日経クロステック)

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 新たな協働ロボットは、アーム長と可搬質量がそれぞれ900mmと6kgの「COBOTTA PRO 900」、同1300mmと12kgの「同 1300」の2タイプがある。最大の特徴は、動作速度の高さだ。1300の場合、TCP*1速度は最大2500mm/秒、人との協働時でも衝突時の安全を担保した上で、オプションの接触センサー内蔵ソフトカバーを装着した場合に2000mm/秒を実現した*2。最大TCP速度をみれば、従来も同程度の性能の製品はあるが、協働運転時には安全を担保するために1000 mm/秒程度に減速する必要があった()。

表 従来製品とのTCP速度の比較

表 従来製品とのTCP速度の比較

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(出所:デンソーウェーブ)

*1 TCP:Tool Center Pointの略。アームの先端に取り付けられたエンドエフェクター(グリッパーなど)が対象物に触れる点の中心のこと。

*2 ソフトカバーなしの場合は1400mm/秒。

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