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Tuesday, October 12, 2021

西武 辻監督に続投要請へ 退任の覚悟を固めていたものの昨年まで4年連続Aクラスの手腕評価 - スポニチアネックス Sponichi Annex

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西武・辻監督
Photo By スポニチ

 西武が成績不振の責任を取って今季限りで退任する意向を固めていた辻発彦監督(62)を慰留し、1年契約での続投を要請する方針を固めたことが12日、明らかになった。

 就任5年目の今季は開幕から山川、外崎ら故障者が続出。借金13と低迷し、6位・日本ハムと1ゲーム差の5位。所沢移転初年度の79年以来、42年ぶりの最下位も現実味を帯びている。そんな状況もあって辻監督は退任の覚悟を固めていたが、球団は就任前に3年連続Bクラスだったチームを立て直して18、19年にリーグ連覇を果たすなど、昨年まで4年連続でAクラスに導いた手腕を評価。球団関係者の話を総合すると、今季も故障者が離脱する間にドラフト4位の若林、愛斗、呉念庭(ウーネンティン)ら若手を抜てきして戦力の底上げに成功した点も鑑み、続投の方針に至ったという。

 投手陣は18年から3年連続でチーム防御率がリーグ最下位で今季も同ワーストだが、11日のドラフト会議では4球団競合の末、大学No.1左腕の隅田知一郎(西日本工大)の交渉権を獲得。2位で佐藤隼輔(筑波大)の指名に成功し、巻き返しへの準備を進めている。

 5年ぶりのシーズン負け越しが決まった6日のロッテ戦後、辻監督は「球団からは何も言われていない。最後までしっかり戦う」と気丈に語っていた。今後、球団は正式に続投を要請し、慰留に全力を尽くす。

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