
千葉市は30日、花見川区幕張町4付近の2カ所の井戸で、発がん性が指摘される化学物質「トリクロロエチレン」が環境基準値の最大760倍検出されたと発表した。井戸水の飲用を控えるよう呼び掛けるとともに、週明けから井戸の半径500メートル以内で水質調査を行う。 市によると、同所の開発を検討している事業者が幕張町4と武石町1の2カ所の既設の井戸を調査したところ、幕張町4の井戸からは基準の250倍、武石町1の井戸からは基準の760倍のトリクロロエチレンを検出。テトラクロロエチレンなどの化学物質も基準値を上回っており、27日に市へ報告があった。 トリクロロエチレンは工業用の洗浄剤などに用いられており、一定以上の使用がある場合は法律に基づき市への届け出が必要。検出した井戸は京葉道路武石インターチェンジから約250メートル付近にあり、市環境規制課は「周辺には過去に工場などがあったようだが、トリクロロエチレンを使用していたかどうかは不明」としている。現在は駐車場や野菜畑になっている。 同課は、該当する井戸の半径500メートル以内に所在する住宅など約230軒を個別訪問し、井戸水の使用状況や水質の調査を実施。農地への影響も調べる。「来週から速やかに調査する。しばらくは井戸水の飲用を控えてほしい」と呼び掛けている。
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