<阪神4-2広島>◇4月30日◇甲子園
阪神が2連勝で両リーグ最速で20勝に到達した。12球団最速は広島と並んで到達した14年以来、7年ぶり。
12球団単独最速はセ・リーグ優勝した03年以来、18年ぶり。29試合目での20勝到達は2リーグ分立後では08年と並んで球団最速タイとなる。
矢野燿大監督(52)は試合後、両リーグ最速20勝到達に「もちろん1番を目指してやっていますし、何でも1番というのはうれしい。これからもそこを目指してやっていきます。タイガースの野球というのはこういうつなぐ野球とか、挑戦する野球とか、走りきる野球とか…。そういうのを選手自身が理解して、そこに全力に取り組んでくれている結果。投手もまず向かっていくというのを全力でやってくれた結果かなと思います」と力を込めた。
1回に5番ジェリー・サンズ外野手(33)の左前適時打で先制すると、2回は2番糸原健斗内野手(28)の右前適時打で2点目。5回には6番のドラフト1位佐藤輝明内野手(22)、7番梅野隆太郎捕手(29)の2者連続適時打で突き放した。
投げてはカープキラーの秋山拓巳投手(30)が8回途中2失点と好投し、広島打線を相手に早くも今季3戦3勝となる今季3勝目。秋山は昨季から広島戦7連勝を飾った。
▼阪神が20勝に両リーグ一番乗り。74、03、14年に次いで4度目。直近の14年5月4日は、広島と同日の到達だった。単独での一番乗りとなると、セ・リーグ優勝した03年の5月5日以来18年ぶりとなった。また、4月終了時点での20勝は球団初。08、14年の19勝を超えた。
▼阪神は29試合目での20勝到達。2リーグ分立後では球団最速タイで、08年5月3日中日戦に勝って20勝に達したときと並んだ。1リーグ時代を含めた最速は24試合目で、37年秋、38年春の2度。
▼これで4月は、球団5位タイの月間17勝で終了。2リーグ分立後のチーム月間勝利数上位は、19勝2度(64年8月、68年8月)18勝2度(03年5月、14年4月)17勝4度(72年5月、06年9月、17年8月、21年4月)。
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