◇米国男子◇ソニーオープン in ハワイ 2日目(15日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)
雨上がりの空に綺麗な虹が架かるように、3ボギーが先行したラウンドを3連続バーディからイーグルで締めくくった松山英樹。後半アウトは日米を通じて、自身初のハーフ20台となる7アンダー「28」。この日5アンダー「65」で、首位と3打差の通算9アンダー7位として一気に優勝戦線へ浮上した。
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「(後半の)1番ホールで悩み過ぎて、早藤(将太キャディ)に『クロスハンドにしようか?』って聞いたら、『止めておいた方がいいと思います』って言われて、その後に入ったので良い判断だったんじゃないでしょうか」と笑った。
3番で4mを沈めると、直後の4番で12mをねじ込む連続バーディ。そこから怒とうのバーディラッシュを見せ、最終9番(パー5)は1Wショットを353ydほどかっ飛ばして、残り152ydをピン上3mにぴたり。
序盤は1アンダーまでスコアを落としてカットラインもちらついたが、イーグルフィニッシュで終わってみれば首位とは3打差。「予選(通過)も危ない状況だったので、優勝争いっていうのがすごい不思議な感じです…」と、本人も戸惑うほどの激変ぶりだった。
前日はアイアンだけが頼りだったが、2日目はティショットも復調した。「(前半の)14、15番くらいで良い感じになりつつあった」と、13番以降はパーオン率100%。フェアウェイキープ率も15番以降は100%を記録した。
本来ならば、日本人ギャラリーも多く訪れるハワイでの試合。今年は無観客での開催だが、週末の熱気を少しでも日本へ届けたい。「後半みたいにパットが入れば優勝のチャンスも多くなる」と自分自身にも期待する。
「いまのショットがどうなるかも楽しみだし、優勝争いでパッティングがどうなるかも知りたいところ。良い位置で終われて良かった」と穏やかな表情ものぞかせた。(ハワイ州ホノルル/今岡涼太)
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