コロナワクチンの普及で世界経済の回復が見込まれるなか、銀価格は2021年に1トロイオンス=32ドル付近まで上昇する可能性がある。
コメルツバンクが先週発表したリポートを貴金属専門サイトのKitcoが引用して伝えた。それによると、工業品としての用途を持つ銀は、経済回復を背景に価格の上昇が見込まれる。
コロナ禍で減少した新産銀が元の水準を回復すると予想しているが、工業用需要とともに投資需要もまた銀価格の上昇を支える見通しという。
一方、バイデン次期米政権が推進する再生可能エネルギーの普及も銀にとって追い風になるという。
バイデン氏はカーボンニュートラルの方向に進むべく、太陽エネルギーを普及させる意向にあり、向こう5年で太陽光パネル5億枚を設置する計画だとコメルツバンクは指摘した。銀は太陽光パネルの部品に使用される。
もっとも、この計画が実施されるかどうかは、来年1月5日にジョージア州で行われる上院2議席の決選投票の結果次第という。民主党が勝利すれば実施の可能性が高まる。
21年の銀価格の平均は約26.50ドルを見込んでいる。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)に上場する銀先物で取引の中心の3月限は15日、前日比0.597ドル(2.48%)高の24.644ドルで取引を終えた。
21年の金価格については2300ドルまでの上昇を予想した。
からの記事と詳細 ( 銀価格は32ドルへ 21年は工業用需要が回復の見通し─調査 - IG )
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